キャッチアンドリリースの誤解

外来生物法が話題となって久しいですが、多くの人はその内容を誤解しているようです。

バス釣りをしている人をまるで非国民呼ばわりしたり、自然保護の邪魔をしているように捕らえている人も少なくありません。ここでは、2005年5月時点での、外来生物法およびバス釣りのキャッチアンドリリースに関して解説したいと思います。

—以下、bass fun net からの引用です。—

(1)外来生物法では、バス釣りもキャッチ&リリースも禁止されていません。
この法律の基本方針に「特定外来生物を捕獲又は採取した直後に放つ等の行為は、本法第9条の対象とはならない」と明記されています。これは釣ったバスのキャッチ&リリースを認めた記述です。環境省も、総理大臣も「特定外来生物法は、釣りやキャッチ&リリースを規制するものではありません」と、公に発表しています。

(2)キャッチ&リリースは、バスを増やす行為ではありません。
キャッチ&リリースとは、バスを釣った水域に戻すだけなので、その水域のバスを増やす行為にはなりえません。違う水域に持っていってリリースする移植放流は、拡散につながりますが、同じ水域に戻す限りバスの拡散にもつながりません。

(3)外来生物法はこのような行為を禁じています。
外来生物法は特定外来生物に指定された生物の、「飼うこと」「運搬すること」「売り買いすること」「人にあげたり、もらったりすること」「野外に放つこと」「輸入すること」を禁止しています。つまり、バスの場合、他の水域に移す「移植放流」が禁じられています。ただし、移植放流は、各都道府県(沖縄県を除く)で定めた「漁業調整規則」でもすでに禁じられています。

(4)外来生物法はバスだけを対象にした法律ではありません。
特定外来生物はオオクチバスだけではなく、マングースやアライグマなどの哺乳類や、昆虫、植物など、37種が指定されています。つまり、「バス釣りを制限するために作られた法律」ではないのです。「生態系や農林水産業への被害を防止するための法律」です。

(5)キャッチ&リリースが規制されている地域もあります。
いくつかの都道府県では、「条例」や「委員会指示」という規則で、バスのキャッチ&リリースが規制されています。しかし、その規制内容や、魚種、期間、規制区域は各自治体によって様々です。もし、私が釣りをしている釣り場、もしくはこれから釣りをしようとしている釣り場に、このような規制がかかっているならば、教えて下さい。

(6)防除活動の邪魔はしません。
特定外来生物の防除は、この法律で定められた国の方針です。その活動を妨害するつもりは全くありません。ただし、防除に協力するかどうかは個人の自由です。協力する釣り人もいるでしょうし、協力しない釣り人がいても問題ありません。ただ、この法律の主旨は理解しているので、移植放流など、禁じられていることは絶対にしません。防除活動をしている方々とも、お互いを認め合って、よい関係を築きましょう。

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いかがでしょうか。バス釣りをすること自体が、恥ずかしい行為のようなイメージが先行してしまっている感じすら伺えますが、そんなことはないのです。バス釣りをする人もしない人も、正しい知識をしっかりと捕らえ、釣り場でのマナーを守って楽しく「バスという自然」と接して欲しいと願ってやみません。

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